【クマの後ろに利権が見えた?】TED2を観てきました【ネタバレ感想・批判的なので注意】
かわいいクマのぬいぐるみの中身は下品なオヤジ、fuxxだのxxxxだのxxxxxxだの言いまくるギャップでお馴染みのTED2を観てきました!
ぬいぐるみが喋り出すとか、妖精が現れるとか、とにかく「小さくて可愛いものがパートナーになってくれる系」の映画は、このニッポンという国じゃ"あるある"すぎて、正直見る気なかったんですがTED1を観てみたらすごい笑えて。
もっと予算も注ぎ込まれているだろうしTED2はもっと面白いに違いない! (ピッチパーフェクトも2の方が断然おもしろいし...)と意気揚々と映画館の座席に座ったのですが...
正直言って、「前作の方が面白かったな。ストーリー全般もコメディも。」という印象でした。
まずね、
- 謎のラインダンス...尺長いよ!ダンスを見にきてるわけじゃないの。
- セクシーなお姉さんを出しとけば絵的に面白いし、クールでしょ?飽きないでしょ?って思い込みすぎ。
- 笑いを薬物とエロに頼りすぎ。もっとポイント絞って使えばよかったのに。ヤクキメてるシーンで笑えたのは、やっぱり「かわいいぬいぐるみが吸う」とか「弁護士が吸う」みたいなギャップがあったからだけで、それ自体が面白いわけじゃない。ギャップでの笑いって一回しか取れないでしょ?
- 心の機微が...全員単純すぎ。冷めきった夫婦 → 夫が「子供を作ろう!」と言い出す → 妻、それを聞いて一瞬でラブラブに!とか、ついていけないよ!前作はもっと丁寧だったでしょ。
- さんざん「これ黒人の〜だからなくなっちゃってよかったわ」「ああそう」みたいなギャグがあったのに、テッドが公平性とか訴えるのはちょっとね!("politically incorrect humor" が面白いのはわかってるよ。前作はウケたし)
前作より予算かけてるんだな、ってのはわかるんですが(ダンサーが多かったり、ギャラリーが多かったり。笑)
予算かけるとこそこちゃうし!!
なァんか冗長〜な印象。ああ、制作会社さんは、この大人気のクマを使ってどお〜しても第二作目を早いとこ出したかったんだな...という印象を観ている中で抱いてしまいました。
アメリカのレビューサイトも見てみました、平均より評価は低いみたいね...
さいきん洋画を観に行ってもモヤっと感が残ることが多々...><
丁寧な感情の描き方、質感、ストーリーを求めるならやっぱり邦画とか韓国映画なのかな? 笑