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TED: 「ストレスとよき友になるには」でストレスの意外すぎるメリットを知った。

TEDで今まで観てきた中でもとくに印象に残っているのがこの動画です。

ケリーマクゴナガルさんは、日本でも「スタンフォードの自分を変える教室」で有名になりましたよね。

そんな彼女は、「告白させてください。過去10年間私が指導し続けた事は 人の健康の改善どころか害を及ぼしてしまったのではという事です。」と言ってスピーチを始めます。

ストレスは病気の原因になると何年も言ってきました。 調査では前年にひどいストレスを経験した人たちは 死亡するリスクが43%高かったのです。

しかしこのことはストレスが健康に害を及ぼすと 信じていた人たちだけに言えることでした。

ひどいストレスを経験しても ストレスが無害だと思う人たちの 死亡リスクは上がるどころか、ストレスが殆どなかったグループと比較しても、研究参加者の中で最も低いものでした。

驚きですね。

「ストレスが体に悪い」でなくて、「ストレスが体に悪いと思うことが体に悪かった」というのです。

メリット①:愛情ホルモンのオキシトシンを放出して、助け合えるようにする

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オキシトシンは、人を抱擁する時に分泌されるホルモン。

ストレスを受けると、このオキシトシンの分泌が促されるというのです。それによって、スキンシップを求めるようになったり、共感する力が強くなったりしたり、自分の感じていることをだれかに話そうとしたりする、と。

メリット②:心臓の細胞を再生する

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オキシトシンが出ることで、心臓にも良い影響があるそうです。それは、心臓の細胞の再生です。ストレスは確かに心臓にダメージを与えるそうですが、オキシトシンがそのダメージを治すことで、より心臓は強くなるそうです。骨折して治るともっと骨が丈夫になる、というのと似ていますね。


それにしても...オキシトシンはなんてお役立ちホルモンなんでしょう。

自閉症児にたいして、東大の研究者がオキシトシンを点鼻薬として処方したらコミュニケーション能力の向上がみられた、というニュースもありましたよね。

www.jst.go.jp

実は私は「心臓も強くなるし、愛情深くなるし、コミュ力高まるし、これはサプリみたいに飲んだら、とっても良いんじゃないの...?」と思って、オキシトシンのスプレーを買ったことがあるんです(笑)

じゃーん。

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鼻から吸うタイプなんですけど、ス〜ハ〜って、試しているとぜったい「やばいクスリ、キメてるようにしか見えない」と言われますね。(そのあとでぜったい「試したい!」って言われるけどね...)

気になる効果ですが、実感ベースとしては、かなりあります。気持ちは明るくなるし、リッチなことをしている気分になる(見た目は別ね。笑)


物好きな方がいたらお試しくださいな。こーゆう感じで普通に売っているので。

ストレスからの治癒をより強力なものとするために、できること

経済的惨事や家庭危機などの 重大なストレスを経験すると 死のリスクが30%増加する、と彼女は言います。

しかしながら、重大なストレスを経験しながらも、他の人への思いやりに時間を費やした人々には、ストレスから来る死亡の増加は全くなかったそうです。影響 "ゼロ"、というのは本当にすごいですね 。


「情けは人のためならず」は真理だったんだナァと、感慨深いです。

スタンフォードの自分を変える教室

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